欅平から黒部ダムに抜ける裏コース

黒部と言うと「くろよん」ですね。
ダムに行くには、立山黒部アルペンルートか、扇沢からのトンネルトロリーバスですよね。
でも、実はもう一つ、裏ルートがあるんです。

宇奈月からはトロッコ列車で欅平までしか行けません。けれどその先も線路は有ります。
関西電力の工事関係者のためのものです。
普通は一般人は立ち入り出来ない所ですが、実は「黒部ルート見学会」と言うのがあるんです。

年に何回か公募し、抽選で一回30名。
それに当ったので、行ってきましたよ。

宇奈月から欅平までトロッコ列車で。(朝早いので宇奈月に前泊し、欅平までは自費。)
欅平駅で一度降りて、集合場所へ。

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              トロッコ列車です。


そこからこのコースが始ります。係りの人の案内で再び駅に。ヘルメットをかぶり、見学の札を胸に提げ、3両編成のトロッコ列車に乗り込みます。

数分でトンネル内の欅平下部駅に。竪坑エレベーターに乗ります。
これは、あまりにも高低差がありすぎて、レールを通せないので、200メートルを一気に昇れるように作られたものです。

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              竪坑エレベーターは工事関係者と一緒に乗りますよ。
              中にはレールが引いてあり、トロッコが1台載せられます。

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              欅平上部駅です。
                
続いて上部軌道というバッテリーカーに。
中で係りの人が丁寧に説明してくれます。トンネルはバッテリーカーが通れるギリギリの大きさ。係りの人がドアを開け、持っている指示棒でトンネルの壁をちょっとがりがりと引っかくと、硫黄が削れます。この場所はとくに難工事だったそうです。壁のスジはその当時の人が手で掘った跡がそのまま残っているのだそうです。

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              電気は売るほどあるけれど、ワイパーは手動だそうです。
              時々乗っている人が自分で動かして窓を拭きます。


途中、仙人谷ダムの見える橋の上に出ます。ダムの背後には剣岳の東斜面が見えます。バッテリーカーで表に出るのはここだけで、後はまたトンネルを進みます。

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               仙人峡ダムです。

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               橋の上のダムの駅です。
                 

途中、中島みゆきが紅白で歌ったという場所を通りました。写真が掛けてありましたよ。(笑)

しばらく進んで、黒部川第4発電所に到着。全施設が地下にありますが、実は一箇所だけ表に出ている設備があって、それが送電線引出口です。
発電所内を見学して、PR室へ。
ここで関西電力のコマーシャルを少し、そして黒部の水の入ったペットボトルをもらいました。

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               発電所のコントロールルーム。
               無人です。

ところで、最初に、ダムにいくルートがないと書きましたが、徒歩で行く道がありまして、それが水平歩道というのだそうです。関電が一億円をかけて毎年修復し、歩けるようにしているそうですが、よほどの覚悟と装備がないと無理な所です。

その後、インクラインと言う乗り物に乗ります。
これはケーブルカーのような物で、34度の斜坑、815メートルを20分かけて昇ります。
途中で、我々と逆コースの見学者の乗ったインクラインとすれ違います。
これは1日に2往復しかしないので、上に用のある人は横にある階段を上るそうです。もちろんインクラインが故障したら我々も歩いてもらいますと言われましたが、とんでもない角度ですし、歩けるものではありません。

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                写真の左上の方のラインが傾斜角度ですよ。
                すごいでしょう。Aと書いてある箱が乗る部分です。

インクラインの後は、黒部トンネル内専用バスに乗り40分。
途中5本ある横穴の一つに出てくれます。係の人について行かないと迷子になります。
この横穴はトンネルを掘削した土砂を捨てる為のトンネルだそうです。

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               トンネルの出口です。もちろん、この先は何もありません。

裏立山が見えます。いつもは天気が悪く年に2,3回見えればいいほうだと言われましたが、今回は稜線までハッキリ見えました。係りの人も滅多にこんなに綺麗には見えないと言っていました。十字峡の近くだそうです。

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               きれいでしょう、写真がよかったらもっと綺麗に見えます。


再び、バスに乗って、トンネルの出口へ。
職員出口の扉の向うは、一般の人たちがいる黒部ダムの通路です。
職員通路から人がぞろぞろ出てきたので一般の人たちはビックリ。
そこで解散。

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              トンネル出口です。あちこちに通路があります。

そうやって黒部ダム建設を裏から見せてもらうと、人間の凄さを感じます。よくこんな所にダムを作ったなぁと思いました。凄く感激しました。

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ダムを見た後は、黒部湖遊覧船に乗りました。
その後、ケーブルカー、ロープウエイ、トロリーバスを乗り継ぎ、室堂へ。
高原バスで美女平に行き、ケーブルカーに乗り、立山に着きました。

この日、いくつの乗り物に乗ったでしょうか。


行きたい方は「黒部ルート見学会公募委員会」で、さがしてみてね。



この記事へのコメント

2007年09月25日 19:02
ちぇしゃさん、こんにちわ。

すっごい場所に行って来ましたねぇ~!
関電関係者専用のトンネル、見学会なんてあるんですね。
ここは例の“灼熱隧道”ですよね。
記事には書かれてないけど、熱かったんでしょうか?
2007年09月25日 20:02
こんばんは。
2年越しの抽選ハズレでしたが、今回キャンセルが出たので行く事が出来ましたよ。
確かに高熱隧道は今も熱いんですが、40℃ぐらいだそうです。
トンネルの下に湧き水を通して冷やしているのだそうですよ。
当時は160℃という凄さで、本当に大変だったようです。
吉村昭さんの本にある通りだって、係りの人がおっしゃっていました。

関係ないんですが、黒部辺りは9月20日頃から稲刈りだって言ってましたね。全部コシヒカリだよって。
2018年02月20日 06:04
Howdy______________
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2018年02月23日 10:25
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2018年03月02日 03:42
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