テーマ:ユースホステル

北海道の続き ~3~ リンゴは黒い

YHには2・3歳ぐらいの女の子がいた。 ハキハキとしていて、元気な子だった。 Aさんはよく絵本を読んで聞かせていたが、ある日、「おねこ様、見て見て。」と言うので何かと思ったら、女の子が絵本を覚えてしまって、絵を見て文章をそらんじているのだった。 Aさんは嬉しそうに、この位の年の子ってこんなすごいんだね、と言ったが、さすがに独身…
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北海道の続き~2~ 泥棒先生

ヘルパー達は男女それぞれ部屋があり、ハイシーズンにも、女ヘルは二段ベッドが二つある4人部屋にそのまま居るが、男ヘルは受付の横の4.5畳ばかりの部屋に移動する。 ポロリYHでは、学校の研修なども受け入れている。 何の研修だったのか忘れたけれど、中学生の受け入れをした。 翌日の朝、先生が生徒を前に話しをしている。我々は揃って玄…
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北海道の続き ~1~

どこまで話したんでしたっけ? そうそう、ホテルを辞めて民宿にも戻れず、YHのヘルパーをして食いつなごうと思ったところまででしたか。 原チャリでYHまで行って、一泊は普通に泊まって、ミーティングの時にさりげなくヘルパーをしたいと申し出てOKを貰ったんですね。 それから、またYHでの生活が始ったのです。 YHの名はポロリYH。 …
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さてこれからどうするべぇ

ホテルを辞めて、私は一旦民宿ほぎほにあんに戻った。 と言っても、ヘルパーとして仕事をするわけでもなく、勿論お客さんとして泊まるわけでもない。 居候になってしまった・・・ しばらくは失業保険を貰って暮らした。 まえにYHにいたとき、ヘルパーと居候とは『格』が違ったことを思い出すと、ちょっぴり惨めな気がした。 それよりも何…
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「ほぎほにあん」始動する

民宿ほぎほにあんがオープンした。バレンタインデーだ。 とーさんはチョットだけ女の子うけするものを考えていたのだろう。 その時のヘルパーは私のほか、ぶんぶんちゃん、ブチブチ。そして少しの間、ブンブンちゃんの妹もお手伝い。 お客さんはほぼ常連の人たち。 我々ヘルパーはやはり寝る場所がないほどだった。子供部屋で寝泊りし、とーさん達…
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完成!「ほぎほにあん」

新しい家が出来上がった。 建築許可は一般の家として取った。空き部屋がたくさんあるから民宿にすると、わざとらしい、みえみえの申請も通り、保健所が一通りのチェックをして、許可も下りた。 民宿としての必要な備品をそろえていった。 シーツは、YHの時に来ていた業者さんが貸してくれることになった。 食器と厨房用品はサツサツ市の専門…
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新しい民宿を建てる

北海道で竜巻があり、たくさんの犠牲者が出ました。 心よりお悔やみ申し上げます。 私の知人にメールで被害の状況を聞きましたが、ホギホギ村では何も無かったとのこと、安堵しました。その知人が私のブログを読んでくれていました。知らなかったから、随分いい加減な事を書いているのがバレバレで恥ずかしかったです。 きっと、こんな事をしていたら…
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「ばくの宿」パンクする

おんぼろ宿での生活が始まった。 まずはご近所へご挨拶。 シュンシュンの家、ユウユウの家、ワンワンさんの店、等々。 YHには、新しいペアレントが入っていて、一度私も泊まった事がある、道東のYHから来た人だった。ヘルパーはとーさんの時からいた、ゴンゴンとジュンジュン。 シュンシュンやユウユウは快く迎えてくれた。 最近はYHには行っ…
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おんぼろ「ばくの宿」

とーさんに車で駅まで迎えに来てもらった。 帰り道々、話を聞いた。 とーさんがYHを辞める事になったわけは・・・ 前に書いたが、とーさんはもともとYHの職員ではなく、営林署に勤めていた。それをあるペアレントに推されてホギホギYHのペアレントになった。 新しいホギホギYHは、他のペアレントがみんなそこに赴任したがっていたとこ…
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再び旅立つ

かーさんが電話で言った「YHを辞める」の一言が、ずっと気になっていた。 どうして?とーさんはYHが夢だったんじゃなかったの? 辞めてどうするの? 私はどうなるの?(ここになんで私が入っているのかしら・・・) しばらくして、電話をしてみた。とーさんが出た。 とーさん、YH辞めるの、どうするのこれから。 …
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その頃YHでは・・・

私が帰ってきてからもYH は動いている、と前に書いた。 その頃の話をしよう。 YHは相変わらず、いつでも込んでいた。私がYHを出る時にいた一人の暇人に、次のヘルパーに決まりだね、と言った事で、ツギヘルとあだ名が付いた男の子が本当にヘルパーをやる事になったり、私達の頃には少なかった学生のヘルパーが多くなったりしていた。 今で…
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真面目にOL として暮らす・・・のかな?

普段の日は真面目に仕事をした。 私の通っていたところは支店の更に出張所なので、男性5人と女性は私一人だった。 そして、みんな営業に出てしまうので、いつも所長と二人きりだった。 たまに支店長がやってきた。 ある日、支店長が言った。「Oさん知ってる?ネコネコさんの大学の同窓生らしいけど。」 Oさんは、大学を卒業…
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さよなら、北海道・・・そして

帰るかな、家に。 そう思ってからの行動は早かった。 荷物をまとめ、送り返した。 YHに行って、とーさん、かーさんに別れを告げた。 淡々と、しかも短く。 網走までセンセンとシュンシュンのお母さんに送ってもらった。 さよならを言ってから、駅に向かって歩き始めた。 一回も振り返ることなく。 …
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いよいよ出荷

ホタテを育てて3年が経ちました・・・ ではなく、私がシュンシュンのところでバイトをするようになってから半年。 ホタテの養殖作業を色々する中で、ミミ吊りという作業になった時のこと。 ホタテ貝の蝶番(ちょうつがい)の脇にミミのように出っ張ったところがある。そこに小さな穴を開けてテグスを通し、ロー プに結びつける。…
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新人女工さん、ミニホタテを育てる

ホタテは3月から5月にかけて産卵をする。卵は浮遊して、ネバネバした物をだし物に付着す る。そこで「付着器」なる物が考え出された。これは採苗器とも言われ、粗い目のネットに細か い目のネットを入れ、湖に吊しておく。そこへ浮遊してきた卵が粗い目のネットを通り、中の細 かい目のネットにくっつく。そして、その中で成長する、という…
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YH~シュンシュンとユウユウの武勇伝

村人のシュンシュンとユウユウはいつもYHに遊びに来ていた。 彼らは小学校から中学校まで、ずっと一緒で、まぁ、1・2学年で1クラスしかないし、住んでる村は小さいし、友達といえばお互いその人しかいなかったのかもしれないけど。 でも、すごく気の合う二人だった。 昔、彼らはすごく悪かった。本人達はあまり言わないけど、特にシュンシュンは…
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新人女工さんホタテの養殖を始める。

段ボール箱一つ持ってYHを出た。 その後をヘラヘラが追ってきた。自分も女工をやると言うのだ。 嬉しかった、やっぱり一人じゃ心細いもの。 シュンシュンのうちは、YHの隣にあった。と言っても、歩いて約6.7分ほどかかる。赤い屋根の二階建てで、周りに家は無い、ぽつんと一軒だけ建っている。シュンシュンには東京に出ている妹さんがいて、そ…
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変身。ヘルパーから漁師へ

稚貝放流から数日後、シュンシュンの親父さんがYHを訪ねてきた。 親父さんはシュンシュンよりいっそう彫りの深い、ロシア人のような顔の人だ。長年の漁師生活で肌が赤銅色に焼けている。顔の深いシワが漁師としての長い年月を物語っている。 とーさんと何やら話していたが、しばらくして帰った。 シュンシュンの親父さんが来てたんでしょ、何だ…
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YHその後、のその後

稚貝放流の日。 シュンシュンと親父さんは我々より早く出かけていった。何かの準備があるのだろう。 わたしとヘラヘラはお母さんの車で少し後から漁港へ。それでも朝日が出るには相当時間がある。漁港にはたくさんの人が集っていた。みんな一斉に稚貝を引き上げるためだ。私とヘラヘラは親父さんの船で養殖場へ。何隻もの船が同じように走る。 昨…
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YH、その後

わたくし、ねこねこは、北海道に旅行に来てそのままYHのヘルパーとなり、ウダウダと1年をそこで過したのだった。 時々思い出した話をぐちゃぐちゃと書き連ねていてはいつまでたっても終らない。 その後。 話を進めよう。 翌年5月。 近くに住む漁師のシュンシュンがYHにやってきた。例のアフロのヒガシ君だ。今度「稚貝放流」…
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YH~あほやんからにゃんこでへ

あほやんは東京のW大学、文学部の学生だった。一人ぽつんとYHに来た。バカな事をやって騒いでいる我々とはちょっと毛並みが違って、お上品というか、坊ちゃん坊ちゃんした人だった。腕も細く色白で女の子のようだった。 冬のホステラーが少ない時、お風呂は2階の大きいお風呂を一つ使って、時間差混浴としている。その日は女子のほうの大風呂を入れてい…
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YH~ネコネコ、ラブホテルに行く

とーさんが人に何かを頼もうとする時はすぐ分かる。まず、手が揉み手になって、ニコニコと愛想笑を浮かべ、猫なで声を出す。 その日も、ねこちゃぁん、と甘い声で呼びに来たので、わざと、なに!と、不機嫌な声で対応する。どうせろくな頼み事じゃないのだ。 「コロコロYHに書類を届けに行ってくれない?」 なんだ、そんなことね、お安い御用だよ。…
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YH~雪に突っ込む

久しぶりにYHの話です。 冬の間、ホステラーが少ないとき、買い物は車で私とセンセンが一番近いワンワンさんのお店に行っている。特別なものではなく、家庭料理のようなものを出して、ホステラーと一緒に食べる。 ある日、いつもの様にセンセンと車で買い物に出かけた。 ふと、センセンが、「今ごろ原生花園はどうなっているかなぁ。」と言った…
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福祉の関係ではありません(YHの話です)~社会復帰援護会

新聞も、本も、テレビも、外界との接点は何もない世界の中で暮らした。 ちょっと大げさかな。 けれど、まずどんな歌が流行っているのかが分からない。YHではフォークばっかりだし、テレビで何をやっているのかも知らない。(「太陽に吠えろ」で、知らない間に新人刑事が入っていた。) このままでは本当に社会に置いて行かれると思った。でも、そこ…
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氷上運動会

 北海道の「冬の三白」というと、白鳥、丹頂鶴、流氷だそうだ。 ホギホギ湖が凍り、雪が降ってあたりは真っ白になった。 ホステラーが少しづつ増えていき、冬だというのに、満館の日が続いた。 この頃のホステラーはオホーツク沿いに流氷を追いかけてやってくる。風の悪戯で流氷は接岸したり、沖に流されたりとなかなかじっとしていない。それに合わ…
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驕り

我々のような素人ばかりで、何とかYHをやっていけたのは、ひとえにYHが普通のホテルや民宿などの営利事業とは違って、「運動」であったためだろう。 我々は、泊まっていただくのではなく、泊めてやるといった、なんとも驕(おご)った態度でホステラーに接していた。ホステラーも泊めてもらうというへりくだった気持がどこかにあったと思う。 私は、…
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久しぶり、北海道

昔お世話になった方が、還暦を迎えられたので、ちょっとお祝いに行ってきました。 羽田-新千歳間往復航空券とホテル一泊が付いたツアーで、二万二千二百円と激安。 普通に買ったら片道航空券だけで三万以上するとか言うので、超お得なツアーです。 札幌で、知人と待ち合わせ。私が飲めないのを知っているので、雪印パーラーへ。まずはアイスクリーム…
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う○この館(やかた)

YHの和室を談話室として開放してある。コタツを置いて、そこに2,3人がいつもたむろしている。 ある日、国鉄に勤める人が休みを取ってやって来た。その人は道内に住む人で、土日を利用して、近くを回っていると言う。談話室で数人と話をしていたが、そのうちどういうところからか、う○この話になった。最初は健康なう○こはどういうものかとか、非常に…
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不思議な人たち

ホステラーたちが少ないこの頃、不思議な人たちがやって来る。 一番ビックリしたのが、馬で旅する人だった。知床あたりで、馬を買って、一緒に歩いたり乗ったりしながらYHにやって来た。おとなしい馬で、ぽこぽこと歩いてYHの裏庭に止まった。 乗せてもらったが、結構背が高くてびっくりした。YHの前の道を一回りしてまたおとなしくYHの裏庭に納…
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ホギホギ村に鐘が鳴る

ある暖かい昼下がり、クリクリはホギホギ駅に降り立った。 どこかで鐘が鳴っている。小さいので遠くの方だろう。クリクリはYHに向かって歩き出した。 早くても30分かかる道のりをゆっくりのんびり歩いて、小一時間かけてやって来た。 不思議な事に、どこを歩いていても鐘の音が聞こえた。最初は村の時報かと思ったが、ず~っと鳴り続けている。Y…
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